健康21ヶ条 その2

毎日よく汗をかく

 

夏といえば、汗。あ~汗っていやだな~~と思いますよね。

 

私も、汗の重要性を知るまでは、汗が大っ嫌いでした。

 

でも、発汗作用というのは、体温調節だけでなく、体から毒を出してくれる健康には欠かせない機能なのですよね。

 

現在、鉛・カドミウム・水銀などの有害な金属が汗として出ることが確認されています。

 

毒が出るといっても、アルコールなどは尿として排泄されますので、なんでもかんでも汗として出るわけではありません。

 

 

しかし、ガンの方を施術していて、汗が出るようになると独特のニオイがしますので、それ以外にも相当な毒が出ていると私はにらんでいます。

 

 

汗腺は交感神経の支配を受けています。この交感神経の神経伝達物質はアセチルコリンです。(「汗散るコリン」ではありませんよ。偶然です)

 

形態異常(ガンの前兆)がある人は、この汗散る(くどいっ)アセチルコリンの働きが弱くなっているので、汗が出にくいのが大きな特徴なのです。

 

そういう人は、汗をかこうとしても汗が出にくいので、体温が上がると体内に熱がこもってのぼせてしまいます。

 

そうなると、できるだけ体温が上がらないような生活をしたがります。運動はしない、お風呂はカラスの行水が当たり前という感じになります。

 

これでは汗も出ないし、汗が出なければ毒も出ません。これが悪循環なのです。

 

逆に、汗を意図的に出すようにすれば、汗腺を刺激できます。

 

これが交感神経を刺激することになるので、本来の免疫機能を回復することにつながって、ガンの予防にもなるのです。年をとると汗の量は減ります。

 

しかし、お年寄りでもないのに、汗が出にくいのは若年で起こる老化です。ガンも若年の老化による疾患です。

 

ですから、最近汗をかかなくなったな~というのは危険信号といえます。夏に汗をかくことが、秋からの健康を作ると言われています。

 

夏の間は、特に意識してよく体を動かして、しっかり汗出しに励んでくださいね。

 

冷房で毛穴が閉じたままだと、汗といっしょに毒が出ません。

 

運動で汗を出す暇がなかった日は、せめてお風呂につかって、1日に1回は汗を出す工夫と努力が必要です。

 

というわけで、今週の合言葉は「汗出しは毒出し!」 汗をかいたら「おめでとう!」です。よろしくね~(^.^)

 

<汗をかく時のご注意>

 

・汗をかいたら水分補給は必須です。のどの渇きを感じなくてもお水を飲むようにしてください。水分補給にはお水です。コーヒーやビールなどではいけません。

 

・体を圧迫すると、その部分は汗が出にくくなるので体を締め付ける服装をしないでください。ラップで巻いても汗の量は増えません。汗を出すなら運動(歩くこと)とお風呂です。(お風呂については来週お送りします)

 

・アルコールやホルムアルデヒドなどは汗腺からは排泄されないので、二日酔いにサウナは体に負担をかけるだけです。

 

・女性はサウナで感染症が移りやすいので、サウナは避けてください。どうしても入りたいなら、清潔なお店を選び、タオルなどは共有しないこと。

 

・汗が出せない人は、熱いお風呂やサウナで熱中症になったり立ちくらみになることもあって危険ですので、無理をしないようにしてください。