健康21ヶ条 その3

お風呂で汗をながす

 

お風呂に入りましょうというお話です。

 

お風呂の効用は・・・

 

1、血行促進

 

2、発汗促進

 

3、毒落とし

 

4、体温調節

 

5、精神的リラックス

 

あたりでしょうか。

 

入浴で全身の血行がよくなるのはご存知ですよね。血行が悪い状態では、内臓の働きも鈍ります。

 

内臓が本来の働きをしてくれなければ、病気を作り出すことになりますので入浴で血行促進することは、病気予防にはとても重要だと考えています。

 

特にこれからの季節、1日中冷房を入れた室内で汗をかかないような生活をしている方は、強制的にでも1日に1度は全身の血行を促してやる必要があります。

 

血行を促進すると、自律神経を整える効果もあるのですが、夏に体を冷やしたままでいるようでは、秋からの健康は保証できません。

 

体温より高めのお湯につかれば、当然汗も出ます。

 

血行促進、発汗促進という意味でも、入浴はてっとり早い方法でしょう。

 

また、温泉の効果というのも、特に泉質がどうのというより、体を温めることの効果のほうが、圧倒的に重要なようです。

 

腰痛などの場合も、お風呂でよく温めると痛みがやわらぎます。

 

以前は、手術後の患者さんには入浴が禁止されていましたが、最近では傷口さえ閉じていれば、入浴・温泉などを勧める医者も増えています。そして、見落としがちなのが、毒落としの効果です。

 

お風呂に入るのは、清潔であるための習慣のように思っていますが、実は健 康のためにも欠かせないものだと言えるのです。

 

ドロドロに疲れた時は、皮膚には疲労物質がたまっています。それを洗い落としてから寝ると、疲れの取れ方が違います。

 

疲れている時こそ毒素を洗い流して寝るのが大事なのですね。それとは別に、汗をかいた皮膚には雑菌が繁殖して毒素を出しています。

 

汗腺から体内の毒が出るのも、毒を出して皮膚の雑菌を殺すためであるとも言われているありがたい機能です。

 

しかし、この雑菌や毒が肌に残ったままでは、皮膚病になってしまいます。

 

終戦を知らずにグアム島の山奥に隠れ住んでいた横井庄一さんが、帰国された時に診察した医師団のコメントによると、横井さんは毎日水浴びを欠かさなかったから皮膚病にならずに生き延びられたということです。

 

私には、入浴は毒を煮出しているようなイメージがあって、シャワーで流すだけよりも毒落とし効果は高いと思っています。

 

また、重要なポイントとして、入浴による体温調節効果も見逃せません。人間は一日中体温が一定なわけではありません。

 

活動時間には体温は高く、休む時には体温が低くなるように太古の昔からプログラムされているので、眠りに入るためには、体温が下がる必要があります。

 

入浴や食事をすると体温は上がります。

 

体温というのは、平常よりも上がった後のほうが下がりやすくなる仕組みなので、入浴後に体温が下がる時をねらって床に就けば、短時間で入眠できます。

 

疲れているのに中々寝つけないほどつらいことはありません。お風呂に入る時間を惜しんで床に就いても、寝つけないのでは意味がありません。

 

その場合、入眠を誘うためのお風呂の温度はぬるめにしてください。

 

ここであまり熱いお風呂に入ってしまうと、体温が下がるのに時間がかかりますので、眠りに入る時刻も遅れてしまいます。

 

逆に、これから活動する朝にお風呂に入るなら、設定温度は高めにすると、シャキッとしますね。

 

体温の変化の仕組みをうまく利用してやると、体に無理がないのでとても楽に生活できます。

 

この仕組みを知らないで不規則な生活をすると、アクセルとブレーキを一緒に踏むように、体にはとても負担をかけることになります。

 

そうすると、本来のリズムが崩れて、自律神経の失調を招きます。

 

自律神経に問題があると診断されている方でも、体温調節を意識して生活することは症状改善に役立ちます。

 

また、お風呂では体が少し重力から解放されるせいでしょうか、心も解放されやすくなるようです。

 

お風呂につかって、目を閉じてゆったりとした呼吸で30秒ほど瞑想してみるのもいいでしょう。

 

現代人はものすごいスピードで生活する習慣が身についていますので、ほんの30秒でも何もしないでいることがありません。

 

たった30秒であっても、心がリラックスできる時間をもつことは、ストレス軽減にとても役に立ちます。

 

病気の原因をなんでもかんでもストレスだけに求める考え方には同意できませんが、日常的にストレスを解放する手段をもっていることは、健康には欠かせない要素であると思っています。

 

<ご注意>

 

・夜、寝る前のお風呂の温度はぬるめにする

 

・シャワーではなく、お風呂にお湯をためてつかることが重要

 

・無理に長湯をしない

 

・お年寄りや幼児はお風呂での事故の頻度が高いので、絶対に目を離さない

 

・徹夜続きなどで極端に疲れすぎている場合と、飲酒している場合、お風呂で眠ってしまうと危険なので入浴は避ける。